「株式会社鈴鹿の七樹」の碾茶加工施設の現場見学にお邪魔しました。
工場から見える茶畑。
霜が降りないように扇風機がついています。
三重県北勢地方で育った私にとっては、
伊勢茶の生産は小学校の社会科の授業でも習う地場産業の一つです。
しかし、近年急須でお茶を淹れることを知らない子供達も増えていると伺います。
日本のお茶文化は守らなければいけません。
私達が見学を始めると、茶葉をたくさん積み込んだトラックが入ってきました。
毎日100台以上分の茶葉が、こちらのスケールに投入されるとのこと。
想像すらつかない量です。
投入された茶葉は、一旦保管された後
煉瓦炉の輻射熱によって蒸され、酸化酵素の働きを止め、香り高いまま色止めされます。
鈴鹿の七樹さんのこだわりは、煉瓦炉と碾茶炉のハイブリット型。
その後、茎や葉脈を丁寧に取り除いて碾茶(てんちゃ)が完成し、袋詰めされていました。
それらを、石臼で挽くと香り高く色鮮やかな抹茶になります。
写真を撮り損ねましたが、広い工場内は清掃が行き渡り、
また、加工工程による部屋分けがされていたり、
人の手を介さないことで衛生管理が徹底されている点も知ることができました。
有機農法のためのこだわりの肥料屋さん株式会社服部の社長もご一緒して頂き
良い茶葉を育てるための肥料についての説明も伺いました。
よりよい農作物を育てるためには、それぞれのプロフェッショナルがタッグを組んで創意工夫をされています。
現場を知ることで、初めてみえてくることもたくさん。
”伊勢茶の産地を残したい”鈴鹿の七樹の皆様の熱い想いに触れられる貴重な機会となりました。
ありがとうございました。
有り難い事に、ある企業様から来年に向けて、商品開発の仕事のご依頼頂いています。
皆様の想いに触れ、これらの抹茶を使った商品の開発を頑張りたいと決意を新たにしました。